鍼灸薫風堂 名古屋市瑞穂区 鍼灸専門治療院

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畑のブログBLOG

2018.10.05

喘息とアトピー性皮膚炎の関わり

 

リクエストがありましたので、喘息とアトピーの関わりについて書いていこうと思います。

 

まず、喘息がなぜ起こるのかを考えます。

 

呼吸器の症状ですので、当然五臓の中の肺の臓と関わりがあり、その機能について知っておく必要があります。

 

その①

肺は全身の気を宣発粛降という働きで上から下へ、内から外へと循環させています。

存在している部位は身体の上部に位置していてます。

 

身体の気の循環は絶えず昇降出入して、その流れが阻害されないように働いているわけですが、その中で肺の働きは気を降ろしたり、内から外へ発散させたりしています。

 

また、肝と心の臓と深く関わり、血の循環をスムーズにしています。

 

その②

皮毛を司り、衛気と関わって身体を外邪が防衛しています。

腠理(毛穴)の開閉も行い、急激な温度変化への対応もしています。

 

その③

呼吸を司っています。

鼻、咽喉部、気管、気管支などすべての働きと関わります。

当然、声とも関係します。

 

その④

清濁の運化、水分代謝を調整しています。(汗や小便などで排泄)

 

上記の働きが低下する肺気不宣や肺気上逆という病理が出来上がってしまった場合に、咳(空咳、痰の絡んだ咳)が出てきます。

 

これには直接的な病理、間接的な病理がありますので、それについてはまた別で詳しく書いていきます。

 

では、なぜ上記の機能が低下するのかということを考えていきます。

 

①大気汚染の問題

②外感病(一般的に言う風邪)に罹患(防衛力の低下も含む)

③水湿の運化が低下(脾胃の失調)し、上下の気の動きにアンバランスが起きやすい

④飲食の不摂生やストレスなどで気の循環のベクトルが上方向へ偏っている、または上部に気の停滞が生じやすい(デスクワークや車の運転などで上半身を良く使うなども含む)

⑤下半身の冷えが上部に影響する

 

これらによって肺の機能が低下します。

 

つづく。。。

 

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