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2020.04.10
薫風堂の思い
先日、薫風堂は3周年を迎え、4周年に向かってスタートしました。
鍼灸の世界に入って10年が経ち、健康というものを考え、患者さんと接し、学んできたことでどのような思いになったかを綴ってみたいと思います。
少し長くなりますが、お付き合いください。
当院の考える患者さんが進むべきゴールを、健康を自身でコントロールすることとして、その能力の重要性をお伝えし、身につけていただくようにマネージメントしています。
一般的に、日本の大多数の人にとって、この能力を身につけることは非常に大変な労力を必要とします。
また、そのようなことを言っている鍼灸院はほとんどありません。
どのような労力かというと、決して大袈裟ではなく、今まで生きてきた全ての生活習慣を思考や癖までも矯正する労力です。
これが患者さんにとってどれほど苦痛なことかは十分に理解しています。
しかし、この10年間で感じたことは、本当に健康な世の中を作るためには、健康をコントロールすることを個人各自が行うことができなければ、健康格差は広がり、苦しむ人は減らないということでした。
なぜそのようなことが言えるのか。
宗教、歴史、戦争、経済、政治、食生活、生活習慣、そして病気の発症数、死因などを学んでいくと、これらが密接な関係にあることがわかってきます。
また、健康を守るために存在している医療の世界である病院や製薬会社、厚労省などの存在は、実際には本来の姿から逸脱しているということも想像できるものです。
食品関連で言えば、農薬の使用量が日本は世界一なこと。
世界では農薬や化学肥料や遺伝子組み換えなどの使用により発がん率を高めていることや健康を害する事が認められどんどん規制されているにもかかわらず、日本では逆向していること。
これらの食品がコンビニやファミレスなどの誰もが使用しているところで安く買えるために、多くの方が購入し食べられていること。
それらは世の中が消費者第一主義ではなく、企業に投資する資本家第一主義であり、それは資本主義社会を象徴するものです。
健康を害すると世界では認められているものが、日本では食べられていて誰も疑問に感じていないことに危機感を、生命の危険を非常に感じました。
これらのことを医師である内海聡さんが「社会毒」と表現されています。
その事実を知った時はこのままでは日本人の多くが病に苦しむ未来が想像できてしまいました。
日本人は一度信じた相手を疑うことは簡単にしません。
現代の一般常識とされていることに疑いの目を持つ人はかなりの少数派だと思います。
その常識のまま生活を送っていると、免疫力は低下し、病気になる確率は自ずと上昇します。
当然、受ける影響には個人差がありますが、2人に1人が癌になる時代ですので、最終的にがんになりという流れが出来上がる可能性が高いかもしれません。
それぞれの分野で日本の未来のために一生懸命に活動されている方がたくさんいます。
健康、医療という分野で何ができるのかを考え、調べ、学び、その結果が、「日本を元気に」「世界を元気に」するためには「健康をコントロールする能力を身につけてもらうこと」などが重要だと確信したのです。
健康に向かうことはできないことを十分に理解してもらわなければいけないことは、非常に患者さんにとって聞きたくない話であることも十分理解しています。
未来のことを心配するよりも、健康をコントロールする事ができる人が1人でも多くなるように働きかけるしかないのです。
これと当院の治療の主軸である伝統鍼灸が合わされば、理想の根本治療だと言えます。
語彙力がなく申し訳ありませんが、これが薫風堂にできることです。