畑のブログBLOG
2018.05.11
上下と左右
間質膀胱炎の治療で頭にある百会穴に対して鶏足刺というの処置を行い、虚実の左右差がかなり整ってきました。
左右差が整うにつれて症状が改善し始め、まだ完治までは導けていないが、尿が溜まることで起こる下腹部痛が現れないことが増えてきました。
弁証的には実中心の病と考え、上の処置で下の症状が良くなり、虚の反応も大方改善し、実の反応が残っていますので、経過から考えても実主体で間違いないと思います。
経穴の左右差が全体的に整ってきている中で、手の経穴で左右差がはっきりしてくるものがありました。
2穴とも同じ弁証で使用できる経穴です。
8診ほど治療の中に1回のみその経穴にて処置すると、その後に来院された時には手の経穴の左右差はなくなっているが、体幹部の経穴に左右差が増え、百会にも反応が現れていました。
再度、百会への処置に戻すと体幹部の左右差が取れてきています。
同じ治則治法でも臓腑と空間の意識の仕方で使い方は違いますが、面白いですね。