畑のブログBLOG
2018.07.27
人間関係のストレス
患者さんと話をしていると仕事において、人間関係によるストレスの話題はよく出てきます。
上司や部下と折り合いが悪い、家族経営のため公私混同しプライベートがない、身内の仲が良くなく一緒に働いているためすぐにイライラしてしまうなど。
普通の会社員であれば終業すればストレス要因から離れられるが、家族経営で自宅でも顔を合わせないといけない場合は仲が悪ければ、ストレスは常時影響することとなります。
このような時はストレスに対する捉え方を変えられると良いのですが、人間はなかなか変わることが難しいです。
経過中に最近気分はどうですか?イライラしますか?と問うと、治療を始めてからイライラが減りました、イライラしにくくなりましたと答える方やどうしてもイライラしてしまいますという方がいます。
元々の性格、考え方、育ってきた環境など精神が固定化されてしまう状態となったきっかけはたくさんあると思います。
張り詰めた緊張が糸のように切れそうな状態に陥ると危険です。
鍼でその緊張は緩んでいきますが、切れそうな状態であればゆっくり慎重に緩めなければいけないこともあります。
無理やりや力任せではなく、患者さんの持っている治す働きと自然の力が重要です。