畑のブログBLOG
2018.10.16
喘息とアトピー性皮膚炎の関わり3
肌肉というのは、皮毛から深く入った部分ですが、ここを司るのは脾の臓です。
また、脾蔵営と言われ、営気との関わりが大きいです。
皮膚の防衛と栄養には衛気、営気、血が関わり、これらを司るのは、主に心、肺、脾、肝、腎です。
呼吸を司るのは、主に肺、腎です。
皮膚の炎症や咳を引き起こす邪気は、主に気滞、火邪、熱邪、寒湿邪、湿熱邪です。
また、正気の虚(気虚、陽虚、血虚、陰虚、精不足)が関わります。
もともとの体質や久病(慢性)により生じたり、邪気が強すぎるために消耗したりして形成されます。
心肝は陽に傾きやすく熱邪、火邪などの陽性の邪気を形成しやすく、正気の虚は血虚にいたりやすいです。
肺は気滞を形成しやすく、すべての邪気の影響を受けやすいです。
脾はどちらかといえば陰性の邪気の寒湿邪を形成しやすく、正気の虚は気虚、血虚を形成しやすいです。
腎は正気の虚(気虚、陽虚、陰虚)にともなう邪気の形成(虚の寒湿邪、熱邪、火邪)にいたりやすいです。
つづく。。