畑のブログBLOG
2019.10.08
未来を明るくするためには
一歩踏み出す勇気がないと表現することがありますが、身体の症状が強い場合は何かをする気にもなれないということはよくあります。
外出できる程の気が充実している患者さんにはやりたいことを紙に1つでも2つでも良いので書き出して、一番やりたいことを実行してみましょうと伝えます。
このことは以前にブログで記載しました。
先日は、一人の患者さんが行きたくても行動に移せていなかったお墓参りに行けましたと嬉しそうに報告してくれました。
先生のおかげです、ありがとうございます。と言われましたが、私の力は本当に微々たるもので、一歩踏み出した患者さんがすごいということをお伝えしました。
患者さんは、お墓に行くと涙が勝手に溢れてきて気持ちがスーッとしたそうです。
また、これからは閉じこもってばかりいないでやりたいことをやろうと思いますとおっしゃっていました。
表情はこれまでと違って活き活きしていて、明るい未来を見つめていました。
この患者さんが行ったようにやりたいことを可視化することは、目標設定にするという意味があります。
多くの方はやりたいことを頭の中で浮かべていても、可視化することは少ないです。
これだとすぐに忘れてしまいますし、本当にやりたいことであってもその存在は徐々に薄れてしまいます。
そのため目標を可視化して、目につくところに貼り付けて常に視界に入るようにすると不思議と行動意欲が増していきます。
目標設定に向かって行動に移すことが人生を充実したものにしてくれます。
興味を持てた方は試してみると良いと思います。