畑のブログBLOG
2020.02.08
健康のために何をする?8
なぜ、食事や運動、睡眠の適正化の重要性を伝えているのかというと、鍼灸治療の根本は陰陽の調和をはかること、生命力を最大限発揮できるようにすることです。
この陰陽の調和ということには、五臓六腑、特に五臓の働きが安定的に行われていることが前提の話になります。
五臓というのは内臓器官の働きはもちろんのこと、生命力を貯蔵している重要な部分です。
人間の生命活動を現代ではエネルギー産生と消費を繰り返しながら恒常性機能によって、バランスの取れた状態にすることが基本です。
ここで表現されるエネルギーは、先ほどの生命力=正気のことになります。
そして、人間のエネルギーの産生や消費には何があるかというと、呼吸をすること、食事をとること、運動すること、内臓が働くことなどが挙げられます。
人間は呼吸(口からのみならず全身で行っている)をすること、飲食物をとることで自然界からエネルギーを得て、さらに体内で必要なエネルギーを産生しています。
消費するものは、内臓器官の運営、運動することによって筋肉を動かすことが主となります。
そして睡眠はこの産生と消費を調和させる時間です。
これらは生命活動を維持すること、すなわち命を守ることに重要です。
このエネルギーの産生と消費の活動がどちらかに偏ること、睡眠の安定性が低下すると身体と心はアンバランスになります。
そのために病気の原因になるのです。
食事、運動、睡眠の適正化がともでも重要なことが理解できるのではないでしょうか。