畑のブログBLOG
2020.09.09
本質と現象
最近は本質と現象について、これまでよりも意識するようになりました。
現代は科学というものを重要視する社会ですが、その中で過ごしていると現象にばかり囚われてしまい、物事をシンプルに捉えることができなくなります。
現象というものは必ず本質的な物事から生じたものに過ぎないため、流動性の高いものです。
それは動きや変化があって当然のものであり、それらによって生じているものもたくさんあります。
それは植物や樹木の枝や葉が揺れ動くことや花粉が舞う様と同様です。
その本質的な動きは、土の中の根や幹の中に存在し目には見えません。
これは人間で言えば、内臓機能すなわち五臓六腑の働きです。
その本質的な物事は、現象をよく観察することで理解することができると言えますが、現象にしか意識がなければ、本質には到達しません。
草木が枯れてしまった時に、枯れたという現象にしか目を向けていない場合はそこで思考は停止してしまいます。
なぜ枯れたかということを考えると本質に近づきます。
この「なぜ?」を多くの方が追求すると、もっと世の中が変わっていくと感じます。
下痢をした時は下痢止めを使うのではなく、なぜ下痢をしたのかを考えましょう。
身体が重たい時はなぜそうなっているのかを考えましょう。
そのような思考から物事は変化し始めるのです。