畑のブログBLOG
2020.10.23
なぜ耳の痛い話を執念くするのか
今の医療界だけではなく、未来を担う子どもたちの健康は今後どのようになって行くのでしょうか。
現時点で指定難病という国が定めた治療法のない病気は333種類存在し、2009年の130種と比較すれば、この10年で倍以上に増加しています。
これだけ現代医学が発達してきたと言われる中で、癌の死亡者数は毎年増加し、新たな病気が作られているのです。
この世は未知の世界ですので、新しい病気が出てくることは当然のことです。
しかしながら、今の状況が続いた先に待っている世界を想像してみたことはあるでしょうか。
日本全体が健康をコントロールする能力を再現しなければ、この流れはどんどん進んでいくことでしょう。
病気の原因のほとんどが日常生活に存在します。
それはある意味で病気を量産するような生活習慣と言って良いでしょう。
そこに目を向けずに、ただ単に病院へ行き、治療を受け、薬をもらうという単純な行動では病気は治りません。
古典では、病の治療はまず日常生活の改善を図り、特に飲食物、運動習慣の改善の重要性を説き、薬や鍼灸などの治療は最終手段だと言っています。
つまり、日常生活の改善が一番の治療法だということです。
考え方を大きく変えることがとても重要です。
そのためには、患者さんにとって耳の痛い話であっても伝える必要があるのです。