畑のブログBLOG
2017.04.07
気の思想とは
第2回目のブログ投稿です!
当院の鍼灸治療というのは目に見えない気に対してアプローチしていきます。
元気がある人・空気を吸う・暑がりの人の横にいると熱気を感じるなど、以外に身近に経験していることがあると思います。
これがいわゆる気です。
東洋哲学では、このただ感じる気というものから物事の事象が始まって、広く言えば宇宙、狭く言えば人や動植物が成りたっていると考えます。
宇宙があって、地球があって、大自然があって、動植物がいる。
これは逆パターンもあって、全てが繋がっているわけですよね。
人の場合には気というものから始まって、人間という一つの完成体ができて、その中には内臓や血液(東洋医学では五臓六腑や血、津液といいますが)などあるんですね。
細分化できるけど、最終的には一つと捉える。
これが基本的な考え方で、さらに陰陽の考えがあります(陰陽については別の時にお話します)
だから当院では腕が痛いからそこだけを診る、腰が痛いから腰だけを診るとか辛い症状のことだけでなく、患者さんの身体の全体から細かいところまでしっかり診てから鍼や灸をするというわけです。
そのために初診は長い時間がかかるんですね。
やや難しい話になりましたが、長くなったので次回に続く。