畑のブログBLOG
2017.04.08
気の思想とは2
前回は気とはすべての事象の始まりというお話をしました。
人と身体も気で始まるわけですが、さらに重要なことは身体だけではなく精神も繋がっていることなんですよね。
おそらく誰でも一回は経験があると思うんですが、身体がだるくてやる気が出ないなーとか、好きな人ができて、悩みすぎて食欲ないなーとか。
これは心(精神)と身体が繋がっていることの証明なんですよね。
だから身体の不調は精神面からも肉体面からも不調は起きるわけです。
東洋医学の立場では病気に対して身体だけでなく、気持ちや性格、日頃の思考パターンなどの精神面まで意識して治療していかないといけないと考えるのですね。
病気を診るのではなく、患者さんという人間そのものをできるだけ理解しようとする医学です。
患者さんからよくそんなことまで聞くのですか?って驚かれることがあります。
聞かれたくないこともあると思うので、すべてを話しようとしなくて大丈夫です。
嫌なことは無理に聞こうとはしません。
でも身体も心も人間そのものを診て治療する医学ということを理解してもらい、できるだけご協力はお願いしています。
病気というのは、患者さんが自身(病気も含めて)のことを理解することが治っていく過程には大事だったりするからです。
って言いながらも、私も自分のことを理解できていないかもしれません(笑)
今日はこの辺りで。また次回に続きます。