畑のブログBLOG
2017.04.10
気の思想とは3
前回は心と身体が繋がっているというお話でした。
ここから話を広げていくと、陰陽論に繋がってきます。
陰陽論というのは、あらゆるものを陰と陽に分ける考え方です。
例えば、太陽(陽)と月(陰)、天(陽)と地(陰)、男性(陽)と女性(陰)、五臓(陰)と六腑(陽)など。
大きい陰陽の分け方で、これを太極といいます。
さらに細く分けると女性のような男性(陽中の陰)と男性のような女性(陰中の陽)などと、陰陽をまたさらに陰陽で分けていきます。
陰陽と分けながらも、大元は一つで陽から始まっているのです。
広義と狭義があっても、結局は一つということなんですね。
この大きな枠組は、私たちが行っている東洋医学の診断には欠かせない、八綱弁証という大きなフィルターとしてとても大事になってきます。
今日はこの辺で、また次回にしましょう。