畑のブログBLOG
2017.06.06
心の拠り所
開業前に診ていた患者さんも開業してから診る患者さんも人によって症状は様々であるが、部類分けをすると精神疾患に入るであろうという人が多い。
どこか自信がなさそうな人、必要以上に頑張りすぎている人、気が張っている人、自分を見失っている人、神経のアンテナが過敏に察知している人など色々である。
現代社会の影響なのでしょうか。
多くの患者さんの共通点としては、ご両親からの何らかの影響もあるように感じます。
世のニュースでは、学生の自殺なども多く報道されている。
患者さんを診ていて感じるのは、心の拠り所がなく全てを抱え込んでしまっていること。
今は核家族で3世帯同居というのは稀である。
往診の患者さんから聞いた話では昔はおじいさん、おばあさんから色々な話を聞かされ、当時は嫌々聞いていたとしても何か家族の繋がりを感じていたようだ。
嫁姑問題に関しても、当時のストレスは大きかったようだが、世代が変わる頃になり、振り返ると良い影響もあったようだ。
同居の有無が良し悪しの判断材料にはならないと思うが、家族の相談窓口が少なくなっていることが言えるかもしれない。
患者さんにとって心の拠り所となる鍼灸院でありたいと思っている。