畑のブログBLOG
2017.06.10
病因とは
東洋医学には、病の原因となるものを三つに分類している。
これは私たちが病を分析する過程においての疾病観の一つとなる。
その分類は、内因、外因、不内外因の三つである。
①内因とは、主に感情の変化と関係し、身体の内部から起こる。
②外因とは、主に六淫の外邪(自然界にある風、寒、暑火、湿、燥などの邪気)や疫癘の邪(伝染病など)が関係し、身体の外部から起因する。
③不内外因とは、飲食の不摂生や過労、疲労、虫獣に咬まれるなどが起因となる。
しかし、このように分類しても、仕切れない部分も出てくる。
患者さんも分かる範囲でこの疾病観を理解していると、受けている治療内容が理解できるため、目的意識を持って通院できると思います。
(聞きなれないため、難しいかもしれませんが、流し読みでも構いません)
次回から、この病因についてお話ししていきます。