畑のブログBLOG
2017.07.10
内傷の発病因子8
前回は飲食についての話でした。
バランスのとれた偏りのない食事が良いことは、誰でも知っていると思います。
何年も続いている健康ブームの影響からさまざまな健康食品やサプリメントを摂取されている方がいますが、現代ではこれも非常に考えなければいけない問題です。
治療経過で症状がある程度改善しているが、残りわずかが思うように変化してこないことがあります。
患者さんに食事を伺うとバランスの良いものを食べている。
明らかに脾胃の弱りの影響が関与してるんだけどなー??なぜ??
患者さんに細かく問診すると実は食事以外でサプリメントの◯◯◯を毎日飲んでいますとか、健康食品をとっています、ってことがある。
しばらく控えて様子をみてもらえませんか?と提案し、治療していくと残りの症状がスーッと良くなるケースがあります。
これ以外にも、量の問題。
お肉を減らしてきちんと野菜も食べているし、お魚も食べています。量も「普通です」と言いつつ、お皿の大きさを問うと、とても一人で食べるお皿の大きさではなく、その量食べるんですか?びっくりしてしまうこともあります。
人によって「普通」って違うんですよね。
とても使い勝手のよい言葉ですね笑
やはり食生活が豊かになり、昔と今では逆に過多なことが多いと思います。
これが現代の普通となっていて、昔の普通とは違います。
ちゃんと摂取したエネルギーを適度な運動などで消費している方はまだ良いかもしれませんが、その消費できず残ったエネルギーはどうなるの?と考えると病気になると感じます。
わかりやすいところでいうと生活習慣病がイメージしやすいですかね。
サプリメントや健康食品の問題、普通という概念、なかなか重要です。