畑のブログBLOG
2017.09.29
先入観
人は必ず、先入観を持っている。
先入観とは「前もっていだいている固定的な観念」のこと。
何かの情報が入ってきて処理する場合に、すでに決め込んでしまっているために少ししか情報を捉えられていないことがある。
人の話を聞く場合、特に問診を行うときには決め込んだ質問は患者さんの返答を狭めてしまうため、最初は自由な返答ができるような質問を心がけている。
患者さんが病気の発生理由を決めつけている事があり、「先生、これが原因で症状が出てきたんです。」と言われ、それにまつわる話を患者さんが際限なく仰られる場合もある。
逆に術者側も決めつけて接している事がある。
伺った情報がすべて正しいとは限らないため、一度ある程度の話を聴いた上で判断してかないといけない。
そこから患者さんが訴えているものがなんなのかと感じ取らなければいけない。
すべてを感じ取れるわけではないが、最大限の努力が必要。
これは日常においても同じ事が言える。
フラットな状態で一度話を聞いてから、返答すべきことが多い。
先入観ほど、視野が狭まるものはないなと思います。
大人になり社会に出て経験値が上がるとこういう癖が身についてしまう。
子どものような自由な発想を、大人が持つことも重要です。