畑のブログBLOG
2017.10.03
鍼の訓練
この1ヶ月半ほど硬物通しという桐板に鍼を刺す訓練をしています。
(本当はもっと早い時期からやらないといけないのですが・・・)
捻鍼といって親指だけを動かし指の力だけで刺していくのですが、なかなか貫通できません。
鍼全体(特に鍼先)を意識して、余分な力を使わずに垂直に鍼を保ちながら捻っていきます。
最近ようやく板の半分ぐらいまで刺すことができるようになりましたが、まだまだ余計な力が入っていてそこから進んで行きません。
やっていると途中から邪念が出てきて、鍼への集中力が散漫になってきます。
集中力も養われる非常によい修行法だなとやり始めて気がつきました。
患者さんの体への集中力、体表観察への集中力、鍼全体への集中力、刺鍼時の集中力、衛気への集中力、抜鍼時の集中力、すべてとつながっているこの硬物通し。
最終的にはよりよい鍼灸治療をお届けして、たくさんの患者さんを救うことにもつながってきます。
最大限の努力。
学と術の向上に励みます。