畑のブログBLOG
2017.11.27
風邪とアトピー
風邪をひくとアトピーがひどくなる場合があります。
皮膚を司っているのは肺の臓とされており、皮膚は風邪などを守るために防衛している器官でもあります。
人の体は皮膚表面より10センチほど離れたところより、衛気という防衛作用のある気が守ってくれています。
衛気の働きがしっかりしていないと風邪の原因である風寒邪を感受し、皮膚へと侵襲していきます。
皮膚の気血の循環が阻害され、皮膚症状がひどくなります。
また肺の臓の気を消耗し、皮膚への栄養機能も低下します。
ここでうまく発散し風寒邪を取り除ける、ともともと皮膚に停滞していた気の滞りや熱邪を解消することができ、皮膚症状も緩解します。
しかし、うまくできなかった場合は気血の循環をより悪くさせ、邪気を内側へ閉じ込めてしまいます。
そうなると風邪をこじらせてしまい、皮膚症状も長引いてしまうことにつながります。
今年も残り1ヶ月ほどです。
用心しましょう。