畑のブログBLOG
2017.12.20
養生法は大事
当院では、初回施術の際にできる限りの説明を心がけています。
その中には、問診内容を基に患者さまの生活状況に合わせて養生指導も行います。
当院ではアトピー性皮膚炎や全身性の湿疹やかゆみなどの皮膚疾患の患者さまも多く来院されます。
初回から効果がすぐに現れる場合は良いですが、なかなか変化がない場合もあります。
体表所見に良い変化が出ているが、大きな変化が得られていない。
そのような時は、まずカルテを見直して問診情報、病因病理、弁証、選穴などが正しいか再確認します。
その際に、患者さまにも初回にお願いした養生法や注意事項を守ってもらえているかも確認します。
最近、数名の患者さまで食事面において養生を守れていない方がいました。
なかなか皮膚症状が良くならず、色々と考え込んでいましたが、再度食養生として間食の中止や食事量を減らすことをお願いしました。
すると、その後より皮膚の状態に変化が現れ、1週間で激減している患者さまもいました。
患者さまからすれば、食べたい欲求を習慣的に満たしているのをやめるわけですから、とても苦痛になっていたと思います。
”良く頑張りましたね。身体は正直ですから引き続き頑張りましょう”とお伝えしました。
症状に変化が現れた時に初めて気がつくことがあり、それから患者さまは養生法を守ってくれているようです。
私としても養生法の大切さ、治療者と患者さまが一緒に頑張ることの重要性を再確認できて良かったなと感じました。
いつも患者さまから教えて頂いてます。