畑のブログBLOG
2018.01.20
患者さんからの質問
先日、患者さんからこんな質問を受けました。
「そもそも気がどうとか、自然治癒力とか、東洋医学そのものを信用していない人には鍼は効かないですよね?」
よくよくお話を伺うと、今までどんな治療をうけても良くならなかった症状が鍼で良くなったことをご主人に話をしてもわかってもらえないとのこと。
本来の鍼灸治療はどなたでも効果がありますよ。
ただし、全く信用していない方の場合は難しいこともありますが、それは西洋医学での治療も同じですよとお話しました。
プラセボ効果とかプラシーボ効果という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、新薬の比較対照試験などに使われることが多い偽薬効果のことです。
少量でほとんど薬理的影響のないブドウ糖やビタミン剤を◯◯によく効きますと内服した場合に効果が出ることがあるわけです。
逆に、薬理的影響がある薬をある人が効かないと信じて内服すると効果が出ないことがあるわけです。
医療と人、医療者と患者さんが信頼関係にあることは重要なことです。
しかし、そういう方でも振り向いてもらえるような鍼ができれば良いわけです。
そうなるために毎日、毎日が修行です。